Friday, August 10, 2012

NBCがオリンピックを生中継しないためVPNを利用してBBCを視聴するアメリカ人が続出

NBCがオリンピックを生中継しないためVPNを利用してBBCを視聴するアメリカ人が続出

 

アメリカ3大ネットワークの1つであるNBCは、ロンドンオリンピックの放送権を11億ドル(約860億円)で手に入れ、アメリカ国内で独占放送を行っています。しかし、イギリスとの時差により、試合を生中継すると朝や昼間の誰もいない時間になってしまったりすることから、生中継をせずに広告収入の見込めるプライムタイムに録画放送していることで大きな批判を受けています。
 
競技と同じように非常に盛り上がる開会式ですらNBCは遅れ放送にすることを決定したため、アメリカのネットユーザは激怒して、Twitter上には「#NBCFail」というハッシュタグのついたツイートが溢れかえりました。インディペンデント紙の記者がNBC幹部のメールアドレスをツイートしたことでTwitterアカウントが凍結されるという事件も発生(現在は凍結解除済み)。
 
NBCはテレビ放送だけではなく、ネットでのライブストリーミングも行っているのですが、こちらはCATVに加入している人がオプション料金を支払って見られるもの。つまり、ケーブルテレビにお金を払いたくないという人は、NBCの遅れ放送を見ているしかない状態です。
 
一方で海外に目を向けると、イギリスのBBCはネットで24のオリンピック中継チャンネルを開設しています。こちらはNBCのストリーミングとは違ってケーブルテレビにオプション料金をつけたりする必要はありません。ただし、サイトはIPアドレスのモニタリングを行っており、イギリスに住んでいる人だけがアクセス可能になっています。
 
アメリカ在住の熱心なスポーツファンはここに目をつけ、プロキシサーバを立てたり、あるいは別の国からアクセスしているかのように見せてくれるサービスを使って、BBCの視聴をしているそうです。
 

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